2011年2月22日火曜日

いちゃりばちょーでー



もう、せっかくの記念撮影なのに眼が全然笑えてないっていうね。

ヘビはマジ苦手ってことで。

なんでも、世界中の全ての民族がヘビを見た時にだけそろって恐怖

のリアクションをするとか。

脳科学者だか文化人類学者の誰かが言ってたのを聞いたか聞いて

いかの不確かな情報ですが、マジで恐かったぁ。



内定先の友人、中塚と悠歩と3人で沖縄に行ってきた。

写真はその時のハブショーでのひとコマ。


アップしたい写真も聞いてほしいエピソードも内輪な笑いも色々だ

けど、ここではまず取り急ぎ感想を。



レンタカーを借りてほぼ沖縄をぐるりと一周。

充分に楽しみながら、考えることもある、ステキな旅になった。

ルートや宿泊施設や計画もその日に決めていくスタンスで。


美ら海や沖縄ワールドなど、ガッツリと観光地にも行きながら、

高江や辺野古にも少しだけ寄り、

色んな人と話したり話さなかったり。

圧倒的な自然にしばし言葉を失ったり騒いだり。




沖縄は高校1年くらいの頃、高橋歩に会いに一度行ったきりで。

あれから少し成長して、あらためて見た沖縄は俺にとって日本じゃ

なかったです。


今帰仁城跡の城壁の曲線から、石材を中心に使う家の形状も異様に

大きなお墓も。

基地やが生活やカルチャーに影響をもたらし、国際通りのキャッチ

のお兄さんは誰1人イヤな人がいないことも。

そして戦争の残り香や、今なお続く高江周辺の緊迫感も。


東南アジアか、どこか別の国。まさに琉球王国。


それくらい、俺にとって日本とはまだまだ狭い解釈しかなかったし、

東京や神奈川の持つ日本なんて小さな一片に過ぎないわけで。

いくらtwitterやUstreamで情報に対して開いていこうと努力して

いても、やっぱりわかり得ない部分も多く、実際に足を運ぶことで

得られる感覚や思考がドクドクと沸き起こってきた。





いちゃりばちょーでー。



一度会えば皆兄弟という沖縄方言。



代を遡るごとに2のn乗になっていく祖先の数は、少し計算するだけ

ですぐに我々が同一の人物から繋がっていることに気づかされる。

定説を言えば、人類の起源はアフリカの1人の女性に辿り着く。


他人という存在も大切だ。

自分じゃない人がいるから公共性や道徳観が存在しうる。


しかし、みな兄弟でもあるのだ。


そのことを忘れそうになる。

満員電車でとなりのサラリーマンに「イラつくなよ、ブラザー」と

毎回思える自信はない。


沖縄の人々は、まわりの人々が兄弟であることを、そんなことが当

然であるかのように生活をしていた。




本当に、色んなことは曖昧で儚い。

一期一会だし、不可逆的だし、変わらないものなんてないと思う。


だから、兄弟の声に耳を傾け、ひとつひとつ大事にしていきたい。




沖縄に、心のホームポジションを感じることができた。

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