2011年3月18日金曜日

blues from 登米


未だ原発は予断を許さない状況であり、

被災者への支援物資、救助活動も多くの困難の中で続けられている。
おまけに首都圏では食料やガソリンなどの買い占めといった、余計

な問題まで起きているわけで。



正直、俺としてはとにかく今すぐに東北まで行って瓦礫のひとつで

も片づけたい。

炊き出しの味噌汁一杯でも被災者に渡してあげたい。


ただそれは勿論最良の選択ではないのだろう。



じゃあ何ができるかと考えると、偶然にも俺は地震の一週間前に、

被災地である宮城県登米に行っていた。

4月以降はいつ行けるかわからなかったし、トシや柴田さんに会

いながら、blues.the-butcher-590213のライブも撮らせてもらった。



編集しているときはやはり少し迷い、

今このタイミングでFeel So Goodという曲をつくるのはどうかと。

不謹慎や自粛ムードも感じる。

色んな正義が飛び交っていて、ただ視点を変えるだけで悪にもなり

うるようだ。



ただ先日の七尾さんのDOMMUNEや、村上龍さんの寄稿文を読み、

ミエナイけれど確かに存在するチカラがこのライブにも、特にこの

演奏のときに強く宿っていたなと感じ、少なからずその引力に惹き

つけられてきたひとりとして、アップしてみる次第です。


HD
で撮影したので、youtubeで画面右下の設定を1080pにしてもら

えるとより高画質になると思います。


当日は本当に素晴らしい演奏と、東北を中心に活力のあるオーディ

エンスが集い、グルーヴを生み出していた。カメラを回しながら胸

が高ぶった。えぇ、俺は顔にあまり出ないタイプだけど、あの場に

いれた喜びを噛み締めてましたよ。


今のところこの映像で寄付金が生まれるわけではないし、パンやガ

ソリンに化けるわけでもなく、まして被災地ではインフラが故障し

て観れない可能性も大きいですが。


何かに繋がることを信じて。



また順次アップしていきたいと思います。

2011年3月2日水曜日

Sounds of POWER Vol.3




1/20元住吉POWERSでのライブ。
最終軍の映像を貼り付けます。

個人的に「Reggae session」メチャ好き。



そうそう、一昨日観に行ってきました。

「ミツバチの羽音と地球の回転」。


映画を見て感じたことはまた後日書くことにしたいんだけど、

久しぶりに単館系の映画館に足を運んでみてビックリ。


あまりに面白そうな映画が多すぎる!


扱えるテーマや切り口などとても多様だし、普段当たることのない

部分に光が差し込んでドロリとした現実をあぶり出していく。



こりゃシネコンなんてやってる場合じゃないよ。

地方の映画館潰しまくってる場合じゃない。


こりゃハリウッドにうつつを抜かしている場合じゃないよ。

「ナルニア国物語」の続編とかつくってる場合じゃない。

そんな作品で1500円取って2時間もイスに座らせるんじゃねー。


映画を観るっていうのはスゴくエネルギーを使う。

けどそれを被い尽くすような。

それは生身と切り身以上の、

もはや遠くから聞こえてくる声にも似た衝撃のような。



まだまだ映画は存在感を持っているメディアだなぁと思った。