2010年10月12日火曜日

NAKIさんのチカラ





昨日はApple Store 銀座にて、サーファーNAKIのトークライブに参加。


いやぁ俺の似合わない街だこと。

と言いつつも、もはやApple Storeの3階だけは、

オーガニックなハイセンスに満ちた空間でした。


渋谷は嫌いだの新宿はなんだのと、

街で好き嫌いを区別するのって結構大変だよね。


俺っていう人間のキャパに対して街は明らかに大きいから、

人ごみでゴチャゴチャした街でも、

あるビルのある一室ではとんでもなくステキなイベントがあるかもしれないし、

錆びれた地下のライブハウスではすげーいい音がなってるかもしれない。


そういう意味でもマス的に物事をとらえる癖は、

辞めたほうがいいね。

大体、そんな見方って俺のものではない。

誰かに植え付けられた視点。

確かに社会を生きる以上、他の振る舞いに無意識でも影響を

受けていくのは当然だとして、

でも、ちゃんと一個一個見ていくほうがいい。


意識して言い換えたほうがいい。




NAKIさんを筆頭に、

サーファーってのはホントにゆるりと生きている。

プレッシャーとはほど遠いナチュラルなスタンス。


でも俺は意外と、彼らも真剣勝負を繰り返しているのだろうと思う。

誠実に生きている。

マジメに生きている。

ナチュラルな生き方ってのは絶対マジメじゃないとできないでしょ。


そうやって世界を切り取ったNAKIさんの写真は、

確かに僕らが海を通して出会う、もしくは出会いたい、

あの感覚を持っている。

あ、これさえありゃ最高だ。

っていう、冷静だけどドキッとしちゃうあの感じ。



写真を撮って、ブログを書いて、

映像をつくって、サーフボードをつくって。

NAKIさんは楽しそうに自分でメディアを切り盛りしている。

その影響力はとても大きく、

世界中の素晴らしいサーファーを巻き込みながら、遊んでる。

もうDIYに生きていくことを体で知っているんだな。


けど話す感じはとてもゆるやかで、

風になびくような優しい声。


不思議な人だ。

力を抜いているんだけど、よく切れる刀。



俺はそんな禅のネーションの中で、

仕事をしていけるほど器用じゃないし、

最初のうちは硬い岩のようにしか働けないかもしれないけど、


海に入ってファインチューニングしたいね。



いつか水中撮影したいなぁ。