2011年4月12日火曜日

4/10高円寺デモ




初めてデモに参加した。


原発の現状に対して民間レベルから本当に変わっていけるとすれば、
被害者の悲惨な映像がマス的に知れ渡るか、
一般の有志が出発点となって自発的なデモ行われる必要があるのかなぁと思っていた。


総勢15000人が集まったと言われ、
特に若い人の姿が目立った。
みんなフレッシュ。
いくつかのグループに分かれた長い列では、
ピリピリした雰囲気も多少あれば
まるでお祭りみたいにガヤガヤと歩く人も多い。


ミュージシャン、フェス好き、ユーモラスな演出、大歓迎。

もはやふらっとデモに参加して、適当に抜けることだってできた。


楽しく声を出せばいいじゃん。
変でいいじゃん。


まず目に見える形で思いや考えが表に出ることだ。
マスメディアがそれを掲載するかどうかはまた別の問題で、
どうせ規模が大きくなっていけば、スルーできなくなるよ。



こんな面白い人たち、無視なんてありえんでしょーがぁ。





















2011年3月18日金曜日

blues from 登米


未だ原発は予断を許さない状況であり、

被災者への支援物資、救助活動も多くの困難の中で続けられている。
おまけに首都圏では食料やガソリンなどの買い占めといった、余計

な問題まで起きているわけで。



正直、俺としてはとにかく今すぐに東北まで行って瓦礫のひとつで

も片づけたい。

炊き出しの味噌汁一杯でも被災者に渡してあげたい。


ただそれは勿論最良の選択ではないのだろう。



じゃあ何ができるかと考えると、偶然にも俺は地震の一週間前に、

被災地である宮城県登米に行っていた。

4月以降はいつ行けるかわからなかったし、トシや柴田さんに会

いながら、blues.the-butcher-590213のライブも撮らせてもらった。



編集しているときはやはり少し迷い、

今このタイミングでFeel So Goodという曲をつくるのはどうかと。

不謹慎や自粛ムードも感じる。

色んな正義が飛び交っていて、ただ視点を変えるだけで悪にもなり

うるようだ。



ただ先日の七尾さんのDOMMUNEや、村上龍さんの寄稿文を読み、

ミエナイけれど確かに存在するチカラがこのライブにも、特にこの

演奏のときに強く宿っていたなと感じ、少なからずその引力に惹き

つけられてきたひとりとして、アップしてみる次第です。


HD
で撮影したので、youtubeで画面右下の設定を1080pにしてもら

えるとより高画質になると思います。


当日は本当に素晴らしい演奏と、東北を中心に活力のあるオーディ

エンスが集い、グルーヴを生み出していた。カメラを回しながら胸

が高ぶった。えぇ、俺は顔にあまり出ないタイプだけど、あの場に

いれた喜びを噛み締めてましたよ。


今のところこの映像で寄付金が生まれるわけではないし、パンやガ

ソリンに化けるわけでもなく、まして被災地ではインフラが故障し

て観れない可能性も大きいですが。


何かに繋がることを信じて。



また順次アップしていきたいと思います。

2011年3月2日水曜日

Sounds of POWER Vol.3




1/20元住吉POWERSでのライブ。
最終軍の映像を貼り付けます。

個人的に「Reggae session」メチャ好き。



そうそう、一昨日観に行ってきました。

「ミツバチの羽音と地球の回転」。


映画を見て感じたことはまた後日書くことにしたいんだけど、

久しぶりに単館系の映画館に足を運んでみてビックリ。


あまりに面白そうな映画が多すぎる!


扱えるテーマや切り口などとても多様だし、普段当たることのない

部分に光が差し込んでドロリとした現実をあぶり出していく。



こりゃシネコンなんてやってる場合じゃないよ。

地方の映画館潰しまくってる場合じゃない。


こりゃハリウッドにうつつを抜かしている場合じゃないよ。

「ナルニア国物語」の続編とかつくってる場合じゃない。

そんな作品で1500円取って2時間もイスに座らせるんじゃねー。


映画を観るっていうのはスゴくエネルギーを使う。

けどそれを被い尽くすような。

それは生身と切り身以上の、

もはや遠くから聞こえてくる声にも似た衝撃のような。



まだまだ映画は存在感を持っているメディアだなぁと思った。

2011年2月28日月曜日

Sounds of POWER Vol.2






1/20の(仮)ALBATRUS live@元住吉POWERS

残りの映像があがりました。

ブログに載せていない映像がまだ全部で5本あるけど、そのうちの

2本をペタペタ。



特に「意識の大陸」は俺的に映像的にもライブ的にもお気に入りの

ひとつ。

たった1人の踊りから夜が始まっていく。

何も難しいことはなくて、シンクロも伝心も関係性も全て当たり前

のことなんだなぁ。



映像をつくっていくにあたって、先日松丸本舗のBSEの方に

「絵と音以外のモノに反応しなさい」とアドバイスをいただいた。

匂いであったり、触覚であったり、熱であったり。

それらに敏感でありなさいと。

必ず映像というメディアにも影響をもたらすから。



そういうものが映り込むにはどうすればいいのか。

わからん。



カメラは呼び水。

目には見えないけど、確かにそこにあるものを。

遠くから届く声に、自分ではない全くの他者に、憑意されてー

2011年2月22日火曜日

いちゃりばちょーでー



もう、せっかくの記念撮影なのに眼が全然笑えてないっていうね。

ヘビはマジ苦手ってことで。

なんでも、世界中の全ての民族がヘビを見た時にだけそろって恐怖

のリアクションをするとか。

脳科学者だか文化人類学者の誰かが言ってたのを聞いたか聞いて

いかの不確かな情報ですが、マジで恐かったぁ。



内定先の友人、中塚と悠歩と3人で沖縄に行ってきた。

写真はその時のハブショーでのひとコマ。


アップしたい写真も聞いてほしいエピソードも内輪な笑いも色々だ

けど、ここではまず取り急ぎ感想を。



レンタカーを借りてほぼ沖縄をぐるりと一周。

充分に楽しみながら、考えることもある、ステキな旅になった。

ルートや宿泊施設や計画もその日に決めていくスタンスで。


美ら海や沖縄ワールドなど、ガッツリと観光地にも行きながら、

高江や辺野古にも少しだけ寄り、

色んな人と話したり話さなかったり。

圧倒的な自然にしばし言葉を失ったり騒いだり。




沖縄は高校1年くらいの頃、高橋歩に会いに一度行ったきりで。

あれから少し成長して、あらためて見た沖縄は俺にとって日本じゃ

なかったです。


今帰仁城跡の城壁の曲線から、石材を中心に使う家の形状も異様に

大きなお墓も。

基地やが生活やカルチャーに影響をもたらし、国際通りのキャッチ

のお兄さんは誰1人イヤな人がいないことも。

そして戦争の残り香や、今なお続く高江周辺の緊迫感も。


東南アジアか、どこか別の国。まさに琉球王国。


それくらい、俺にとって日本とはまだまだ狭い解釈しかなかったし、

東京や神奈川の持つ日本なんて小さな一片に過ぎないわけで。

いくらtwitterやUstreamで情報に対して開いていこうと努力して

いても、やっぱりわかり得ない部分も多く、実際に足を運ぶことで

得られる感覚や思考がドクドクと沸き起こってきた。





いちゃりばちょーでー。



一度会えば皆兄弟という沖縄方言。



代を遡るごとに2のn乗になっていく祖先の数は、少し計算するだけ

ですぐに我々が同一の人物から繋がっていることに気づかされる。

定説を言えば、人類の起源はアフリカの1人の女性に辿り着く。


他人という存在も大切だ。

自分じゃない人がいるから公共性や道徳観が存在しうる。


しかし、みな兄弟でもあるのだ。


そのことを忘れそうになる。

満員電車でとなりのサラリーマンに「イラつくなよ、ブラザー」と

毎回思える自信はない。


沖縄の人々は、まわりの人々が兄弟であることを、そんなことが当

然であるかのように生活をしていた。




本当に、色んなことは曖昧で儚い。

一期一会だし、不可逆的だし、変わらないものなんてないと思う。


だから、兄弟の声に耳を傾け、ひとつひとつ大事にしていきたい。




沖縄に、心のホームポジションを感じることができた。

2011年2月14日月曜日

大徹の映像も!



寒いねぇー。

数年ぶりにしっかり積もっている気が。

小さい頃だったら超ハシャいだはずだけど、

今は部屋でぬくぬくしてしまう。

外でソリでもしてこようかな。



この前の(仮)ALBATRUSは元住吉POWERS。

昨年末に行われた大徹頭徹尾の映像もいくつか挙がり始めてます。







HDな映像とカメラ6台使ってて、編集はリュウ、カンクン、関さん。

みんな映像の実力もセンスも良い。

同世代だからこそ、協調するし、ちょっと嫉妬もするし、刺激になる。


オレも頑張らねば。

2011年2月11日金曜日

Sounds of POWER


先月の20日に元住吉POWERSで撮影した(仮)ALBATRUSの映像が

徐々にアップ出来てきました。














数年前に犬式を知り、洋平さんを知り、その界隈の世界を知り。

Music,Life.nbsaや森波に足を運び、現場にしかないものや

オーガニックな在り方、そしてそこで動く素晴らしい人々に鳥肌を

感じた。

物語は祝島やエネルギー、カルチャーや日本的なものまでどんどん

派生していき、俺の血肉となっている。


俺はこれからも映像を中心にモノをつくっていきたいと思っている。

一口に言っても映画作品からCMから国会中継まで様々な映像があ

って一概になにがどうとはわからない。

そこには色々な嘘や虚構が入るし、一方的な視点にもなる。

逆にいえばそれは編集でありマネージ方法や切り口を選びうるとい

う自由度でもある。


ただひとつ感じたのは、カメラを向けた先に素晴らしいものがあれ

ば、俺は撮るだけだなぁと。

極上の白米だけがもちうる驚くほどの甘み、みたいな。

おかずなんかいらないわけで。


満月の夜の下、(仮)ALBATRUSの演奏やPOWERSに流れた

あのグルーブ感は、まさにそれでした。



この繋がりを生んでくれたすべての人に感謝します。

ありがとうございます。

これからもよろしくおねがいします。


俺は余計な調味料をふりかけないように注意しないと笑

安くて辛くもないキムチとか、萎えるよね。

まだまだだなぁ。



これからもアップしていくので、ぜひ観てくださいね。