2010年9月24日金曜日

毎日ほぼ一册の本と出会え





最近、9月の頭くらいからかな。

平日はほぼ毎日、

ほぼというあたりに甘さを大分感じてしまうけど、

ISIS本座(http://www.honza.jp/)という読書をもっと楽しむためのポータルサイト上で、

一冊の本を取りあげてそれに関するレビューというか、

俺との関わりや思ったことをツラツラと書いています。

題して「ほぼ册」。ほぼさつね。

どっかの新聞と名前が似ているけれど、あしからず。

無料登録すればだれでも書き込めるし、

本棚をつくったり、他の人と意見を交換できる。

1人で本を読んでないで、他人との関わりのあいだに本があると、

かなり楽しくなる。

気になった人はぜひ!



夏休みはこれといって旅行したりしてないなー。

就職活動とイベント「Free Your Soul」が大半を占めつつ、

最近はもっぱら本を読んでる。


松丸本舗という丸の内のオアゾの中にある本屋さんで、

ちょっとお手伝いをさせていただける機会を得たことも大きい。


けど、本ばかりな自分みたいなもの。

なんだか、そういう自分に対して若干抵抗を感じることもある。

てかあった。

たくさんの人に共通するかもだけど、

家で本ばっかり読んでないで外へ出ろ!

みたいなね。

寺山修司じゃないけど、

そういう感覚って俺にもある。

なんだか「書」と「街」がスゴく対称的な、

内側のやりとりと外部との関わりとも言えそう。


けど、そりゃ本ばっかり読んでちゃダメに決まってる。

いや、ダメっていうとちょっと言い過ぎかもしれないけれど。

大事なのは本も読むことだし、外へも繰り出していくことだ。

スゴく単純な考え方だけど。

でも食事に例えれば、肉ばっかり食ってたらやっぱりバランス悪いから、

野菜も食うしソバも食うし寿司も食うし焼き魚もカレーも食う。


本だって同じで、

SFも読めば新書も読むし、村上龍を読んだり脳科学につっこんでみたり。

知識がつくとか、役に立つとか、

そういう生産的なことを読書に求めることもけっこうだけど、

逆にそれが敷居を高くしている気もする。

まぁそんなのさっさと超えてしまえばいいけどね。


いま俺が考えているのは、本を読むって未知のジャンルにズカズカと踏み込んでいくことだと思う。ようは関係性をつくること。

今までの人生では、生物学や後期近代社会学なんて、縁もゆかりもなかったけれど、

一冊の本をきっかけに、どこか自分との関係性ができる。

わかったつもりになるわけではないけれど、

まさに無知だったものが未知になる。

無知はマザーテレサがいうところの「好きの反対は無関心」。

もう壁をつくってしまう。

政治?カネ?しらねーよ!

クラブ行って踊ってりゃハッピーなのさ!状態。

クラブを否定する気はないし、

確かに全てのことに関わることなんて簡単なことじゃない。

けど未知は少しでも壁を取り払ったり、

隙間からむこうの世界を覗こうという状態だ。

それはわからないかもしれないけれど明らかに興奮している。

面白いよね。

俺は一生のうちにひとつのことを貫き通すんじゃなくて、

色んなことを広く扱っていけたらいいなーと思っているから、

今ぬるぬると、少しづつ領域拡大を試みとります。

数年やったらなんか小さな光くらいは見えてくるかもね。


まぁ継続は力なり的に、

マジメに遊びながらやっていきたいです。

親父が言ってたんだけど、

「ものづくりはマジメなやつにしかできない」って。

そうかもしれないね。

不良とかバカとかそういうことじゃなくて、

つくりたいものに対して寄り道したり脇にそれたりしながらも、

全部つくることに還元しちゃうヤツじゃなきゃムリだよ。

矢沢永吉だって自分のことマジメなヤツだって言ってるくらいだし。



ちゅーことで、

9/4日から今まで書いたもんをいくつか載せるわ。

よく書けたヤツもあれば、

全然ノッてこなかったのもあるけど、

気になるヤツがあれば読んでくれ。

そしてちょっとでも気になったら、

すぐに読めなくても思い切って買ってしまったら良いと思うぜ。


9/4「単純な若者、複雑なオッサン」

『凡人として生きるということ』押井守


9/5「遠い国から、ユルい愛」

『テルマエ・ロマエ』ヤマザキマリ


9/10「鮮血したたるブーブーちゃんの軌跡」

『世界屠畜紀行』内澤旬子


9/14「右手に剣を。左手にタバコを。」

『タバコ狩り』室井尚


9/22「もはや職人は最先端」

『森と生きる』稲本正



書いたら日々ツイートしとりまふ。